サービス紹介

2015.11.15

剥がれた雪駄の修理をしました

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畳表の雪駄(接着タイプの台)が革底と竹皮の表がパックリと開いていました。
しばらくお待ちいただき、専用接着剤を使いこれまで以上にしっかりと補修いたしました。

使用状況や保管の状態によっては接着が剥がれてしまったり劣化が進む場合があります。
着物と同様に履物も汚れや痛みなどをチェックしていただき、湿気に気を付けて保管してください。

履物の花緒調整・交換、かかとのゴムの交換など当店で補修いたしますのでご相談ください。

 

2015.11.8

男性着付けいたします。お気軽にご相談ください。

 

昨日、本日と男性着物の着付けをいたしました。
時間に余裕があれば、ご自分で着ることができるように着方のポイントをお話ししながら着付けをしています。

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事前に予約をしていただければ大丈夫です。どうぞご利用ください。

2015.10.8

粋な男物万筋江戸小紋と羽織の組み合わせ

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万筋江戸小紋長着に無地の羽織をコーディネートしました。すっきりと落ち着いた雰囲気で格好良いです。
羽織に紋は付けていません、会合・お食事会など気軽なお出かけに羽織ります。
角帯は博多織、羽織紐は貝ノ口組で合わせてみました。

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 羽織は駒無地という柔らかくシワになりにくい生地で、とても着心地がいいです。
紬などの縞格子柄の着物に組み合わせてもよく合い、色々と着回しが出来て重宝します。

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羽裏は竜巻絞の縞柄をつけています。

 

2015.9.30

箪笥に眠っていた祖父の着物を袖無し羽織に仕立て直しました

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タンスに眠っていた祖父の形見の着物から、御召の長着を自分用の袖無し羽織に仕立て直しました。
祖父は小柄な体形でしたので私の寸法には用尺が足りず、羽織にするにも反物幅が足りずに裄が出ないので袖無し羽織になりました。
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羽裏は絞りで雷神を染め出したものをつけました。

古い着物でも魅力がある生地はたくさんあります。やり繰り次第で色々な形によみがえります。
着物を解き、反物に戻し、仕立て直すことができるのは直線裁ちの着物だからできる特長です。

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形見の着物など思い入れのある着物を寝かせておかずに何かに生かせるかもしれません。また直すことで着物を着るきっかけになるかもしれません。
どのようになるか等、気軽にご相談ください、何かお役に立てるはずです。
泉三が信頼をしてお願いしている和裁師さん・しみ抜き職人さんは「これはできない」との返事はほとんどありません。熟練の技術と経験から知恵を絞って色々な提案をしてくれます。大切な着物を生かしましょう。

2015.9.25

職人技が光る繊細な縞文様、手染め男物江戸小紋【万筋】

 

こちらの男物江戸小紋長着は万筋と呼ばれる細かい縞で遠目には無地と見間違えるほど繊細な文様が特長です。

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無地の羽織を合わせて食事会等に、また縫い紋を付けてお茶席などと着用範囲は広いです。

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東京・竺仙の染職人、浅野栄一氏(現代の名工・黄綬褒章)により染められた品物です。伊勢型紙彫師の児玉博氏(人間国宝)の縞型紙を使います。
細かいほど縞型紙がずれたり、型継ぎ合わせに染にとても熟練した技術が必要になります。広幅の男物の縞文様はさらに難易度が高いです。
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反物で見ているより仕立てて着てみると手染めならではの微妙なコントラストがわかり繊細な文様の本当の良さがわかると思います。

顔映りもよくやわらかい雰囲気になります。

2015.9.21

これからの寒い季節に揃えておきたい防寒草履

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これからの季節とくに新潟は寒く雨の日が多くなり、冬になれば雪があります。
そんな時に着物で出かけるときには足元が心配ですからこの防寒・時雨履きが重宝します。

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合皮製で水に強い素材で底にはゴムの滑り止めが付いていますので安心です。
つま先は厚目の革でしっかりカバーしていますので悪天候でも多少の水ハネによる汚れも防ぎます。
このカバーは冬の寒さからもつま先を守ってくれる防寒効果にも優れています。
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足元が冷えると全身寒く感じるものです。私は冬場はこれを履かないと指が冷えて霜焼けになります。
防寒対策には欠かすことはできない品物です。



 

 

2015.9.20

これからの季節暖かく着ることができる紬糸使いの男大島紬

大島紬本来の手つむぎ糸を使いギンガムチェック柄に織られた大島紬です。
生地をよく見ると柄には絣糸も織り込んであり、細かい仕事も施しているギンガムチェック柄になっています。
鹿児島で創作大島紬を制作している関織物こだわりの品物です。

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タテヨコ生糸で織っている大島紬の風合いとは少し違い、紬糸を使っているぶん暖か味があり肌触りもよく
しっくりと体に添ってくれる着心地抜群の風合いです。

幅広に織られており大柄な男性にも対応できます。自分好みに襦袢の半衿や角帯を合わせて大いに楽しみましょう。

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合わせた帯は丹後の藤布作家小石川将夫作の落ち着いた色目の角帯です。草木染の紬織で横段に藤糸が織り込まれているお洒落な一点です。
草履は帆布台に御召花緒、巾着は網代と酒袋で使うほどに色艶が良くなります。

2015.9.17

男性第一礼装用の縞袴です。着姿もビシッと決まる良質な品物をご紹介します。

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男性の黒・色紋付に合わせて着用する礼装用の格調高い袴です。馬乗り袴で股が分かれた仕立てです。
良質の袴地で独特の張りの強い風合いが特長です。
私はこの袴地の張りのある風合いが抜群に良く着易いところ、紐結びもしっかり決まり着姿が良いところが気に入っています。

 

袴の反物です、縞の太さにも種類があります。
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細かい縞は落ち着いた雰囲気になります。
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腰板にはネームを入れてお仕立てします。

2015.9.13

無地袴は略礼装用としてとても役に立ちます

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袴の反物です、袴用に織られており地厚な風合いです。色は渋めの色がいいと思います。

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私の場合、子供の入卒式やお祝いの席へのお呼ばれのとき、御召や縮緬長着に一つ紋を入れた羽織に無地袴を穿いています。
縞仙台平袴は羽二重の黒・色紋付に合わせる第一礼装用に限られますし、略礼装をするときにはこの無地袴を合わせます。
何かと着用回数も多くとても役立っています。

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この無地袴は馬乗り仕立てといって足が入る場所が仕切ってあります。生地の風合いは仙台平袴のような張り感はでなく柔らかみのある風合いです。

私は礼装以外にほとんど袴を穿きませんが、袴を穿くと何か身が引き締まる感じがして私は好きです。

2015.9.10

着用の幅が広く重宝する男物御召

御召は強い撚りをかけた糸で織られた織物で、サラリと肌触り良く柔らかい風合いが特長です。
紬より格調高く、コーディネートの仕方で幅広く着用出来ます。
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御召の長着、御召の羽織に一つ縫い紋を付けて紬や御召の袴を穿くことで略礼装になります。

 

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御召は私も好きでよく着ています。裾捌きが良いので動きやすく着心地は抜群です。
御召は色数も豊富で、広幅の反物も揃っております。良質の品物がお手頃な価格で提供できることも魅力です。