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2015.9.9

どっしりとした存在感ある男物羽織紐「横綱」

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男物おしゃれ着用の羽織紐には石や金属などを施したアクセサリーのような羽織紐もあり選ぶ楽しみがあります。
写真の羽織紐は絹糸のみで組まれたものです。

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この羽織紐の商品名は横綱です。太い綱に組んであり存在感十分です。
私もそうですが、大柄な体格の方には大きめの紐をおすすめしています。
しっかりと組んであり、触るとキュッと絹鳴りがして良い品物です。

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こちらはS鐶を通して使い、結ばないタイプの無双羽織紐です。

 

 

 

2015.9.5

格好良く、結びやすい観世組の男羽織紐

この羽織紐は羽織の乳にS鐶を使わないで直付けするタイプです。

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観世組という組紐でしっかりした組で硬さも丁度よく、結んだ時の安定感が良いところが特長です。
色目も淡い色など柔らかい中間色が揃っており、私も気に入って使っています。

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S鐶を通すタイプも簡単で良いところがありますが、私はこの直付けして結ぶタイプが好きです。
自分で結んで形をしっかり決められると気持ちがいいです。ネクタイを締める感じにも似ていますね。
結び方は少し練習すればできると思います。帯結びより簡単です。

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保管するときですが、そのまま片付けずに簡単に張り付いて扱いやすいこのフィルムを巻いて房をまとめます。
こちらは撚り房で扱いやすいですが、小さな気遣いをするだけで房も傷みません。

2015.9.4

男物半衿は色・素材も豊富。選び方で印象を変えることができます。


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男物の半衿といえば紺や黒が一般的ですが、着物とのバランス・顔映りの良い色などを考えて選んでみてはいかがでしょうか。
素材は正絹塩瀬、紬、小紋柄や夏には絽・麻があり、また手入れが容易な化繊素材もあります。色目も濃から淡い色まで豊富に揃います。

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格子柄の紬に濃い色の紬素材の半衿を合わせて。

 

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同じ着物に紬素材のアイボリー色系の半衿を合わせて。男の場合は着方の関係で半衿が首元に触れているところが多いので半衿の素材感の違いもよく分かることも特長で楽しめます。
私は同じ着物でも襦袢の衿元の色で印象を変え、気分を変えて楽しんでいます。

また、正装時の半衿は主要な立場で着るときは白塩瀬です。それ以外は白または淡い色目の塩瀬半衿をつけます。(正装の色選びは地方により多少違いがあります。)

 

 

2015.8.31

着心地良く丈夫、網代文様を織り出した単衣御召長着

いつも九月の初めでも夏素材の着物を着ている暑さでしたが
このところ急に気温が下がり肌寒く感じる時もありましたので単衣の着物を出してみました。
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御召は西陣、米沢、十日町が主な産地の先染め織物です。
無地の生地でも色数、地模様も豊富にあり、紬より着用出来る幅も広いことから男物の着物でもお薦めの生地です。
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風合いも柔らかく、丈夫で着心地良い生地です。


単衣仕立ての場合、居敷当をつけています。
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特に私のように体重があると座った時にお尻部分などの縫い目に特に負荷がかかり生地が傷みやすいので
補強のために広幅の羽二重を腰から下につけます。これで強度がかなり上がりますので安心できます。また夏物の透ける生地には紗素材の広幅居敷当がありますので
表に目立つことがなく通気性もよくおすすめです。

2015.8.30

子供と浴衣を揃えてお祭りへ参加しました

綿麻素材で織られた白絣浴衣を親子で揃えました。
地元白根神社の秋季大祭おすわ祭があり、この浴衣を着て二日間山車の引き廻しに参加してきました。

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綿と麻の割合は半分くらいですので生地に麻独特の素材感があり肌触りもよく、通気性もあります。
汗もかき雨にもあたりましたがサラリとしていて着心地が良かったです。
角帯も麻素材で熱がこもることがなく快適な締め心地でした。

今回は長時間&長距離を大きな山車を引きながら歩くということで体重の重い私には履物も重要になりますので
下駄の花緒を点検調節し直しました。おかげで痛みや疲れもなく無事に終えました。

2015.8.26

見えないところにこだわる男物羽織裏

羽織の裏の生地は様々ですが、泉三好みの物を紹介します。

 

京絞染で雲玄模様を染め出した羽裏です。手の込んだ絞りの技術です。

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 京絞染で蜘蛛柄の羽裏です。古典柄で色々と意味を持った縁起の良い柄です。
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 しけ引き染調の羽裏です。配色パターン違いもあります。
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墨色地に霞ぼかし染です。こちらは襦袢地から羽裏にしています。
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斬新な絵柄や豪華に染めた羽裏など、色々とこだわりの品物があります。

羽織を脱いで初めて裏地の柄がわかります。見えない所にもさらに本物志向にすることが男着物の楽しみでもあります。

 

2015.8.20

牛革素材でコルクを芯にしていて疲れにくい男物ぞうり

男物の草履です。フォーマルを除いて履いていただけます。
台の素材は牛革で芯にはコルクを使っています。コルク芯が一番良い素材で適度な反発があり履き心地もよく疲れにくいです。
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この草履の花緒の表地はホースヘアの織物です。
坪と裏地は正絹ビロード素材を使い痛くなりにくいです。

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この草履は万筋小紋の花緒です。粋な雰囲気になりますね。

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サイズは標準サイズからLサイズ(27cm位まで)の扱いが多いですが、私のような28cmやそれ以上のサイズになりますと
既製もありますが特注で製作して対応しております。

2015.8.19

小千谷縮で男羽織

夏素材の小千谷縮で仕立てた男物羽織です。

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会合や食事会などに夏紬や御召の上に合わせて出掛けます。
黒地に近い色で縞柄のおしゃれな羽織です。透けますので見た目にも涼しいですよ。
夏用のお洒落な羽織紐を選んで個性を出しましょう。

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麻ですからとても軽く扱いやすいので重宝します。

2015.8.14

男物長襦袢

私が愛用している長襦袢なのですが、よく見ると犬の柄が染めてあります。
襦袢は長着の下に着ますからこの柄は袖口や裾からチラッと見えるくらいですが男の着物はそこに凝って個性を出すのが通な着方であります。
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生地は正絹で捌きもよく着心地は良いです。
着る着物によって半衿を替えて楽しんでいます。

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私は体が大きい方になり幅広の反物が必要で苦労することもありますが、お洒落な反物も色々と製作されております。