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2015.7.18

越後上布掛軸

 

越後上布の茶掛けです。
重要無形文化財に認定される技法(手績みの苧麻を用い、手くびりにより絣糸を括り、地機で織り上げて、湯もみ足踏みして、雪晒しすること)により制作されています。手づくりの極致とも言われ、着物では原料の青苧から製品に仕上がるまで早くて4年はかかります。

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この作品は越後上布の制作・技術継承に心血を注いだ鈴木苧紡庵(寅重郎)氏により制作されました。
すべてが手仕事で技巧を凝らした絣で表現されております。

鈴木苧紡庵氏が鎌倉圓覚寺の管長、朝比奈宗源禅師のもとへ行き、木羽定規(絣糸を作るための越後独特の道具)に書を頂き絣で正確に表現したと記されています。

滅多に陳列しませんので一度ご覧いただきたいと思います。